手みやげと挨拶 |アメリカでの生活

2013-05-23更新

手みやげと挨拶

着任にあたって、先発のご主人に何を手みやげとして持たせるか、手みやげを配る範囲はどこまでか、アメリカ人のスタッフでご主人の部署の人にどうするか、これらのことは海外初赴任の奥様には想像もつかないことです。こうでよかろうと勝手に決めず、経験者に意見を聞くことから始めてください。奥様がご主人に合流したとき、直属の上司とか、支社長とかの自宅を訪問して挨拶するのが'悩例となっているのかどうかも尋ねましょう。海外では家族ぐるみ会社の庇誕下にあるとの認識から、大部分の会社では手みやげも挨拶も料悩化しているように見受けます。何を持参したら喜ばれるかは、受け取る側の好みの問題と、蒲任地での日本製品の入手の難易度次第です。喚党を働かせ、その方のために携えてきた気持ちを汲んでいただけるものを選べたら、合格です。アメリカでもけつこう日本のものが入手できるからと聞いて、到着後に現地で日本のものを買って手みやげにする若い方がありますが、これなどは礼儀としても慎むべきですし、自分の行為がマイナスに評価され、けっしてよいこととはいえません。目上の方への手みやげは、生菓子、干菓子、羊蕊、おせんべい、漬物、佃煮など、無難なもののなかから、同僚とか近所の日本人の方へは、書物やビデオなども加えたなかから選びます。日本酒はこのごろでは、ほとんどのところで入手できます。緑茶はほとんどの人がもらいすぎて困っています。かえって老舗の倍じたての焔じ茶のほうが喜ばれると思います。オフィスのアメリカ人には、個々にではなくオフィスで開けて食べられるように、形や色も美しい干菓子などが、日本の紹介もかねて適当と思います。その他、日本の小さい工芸品などもよいでしょう。会社の名入りのボールペンを配った人がいますが、身銭をきっていないことが明らかで、アメリカ人を馬鹿にした態度として反感を買うのみです。アメリカでは、こういう記念品の類は、自分の子供以外には、手渡さない品物であると心得てください。

地域社会への貢献と寄付

アメリカ人の生活の韮本ルールを無視しない、つまりマイナス面を持たないように努力することはもちろんのことですが、よき隣人としては地域社会への貢献、持てる力の還元、というプラス面を積極的に考えることが必要です。子供を学校にやっていると、PTAの資金作りのためのケーキやクッキーのベークセールやバザー、遠足や見学の付き添い、クラスマザー、図諜の整理、先生の助手、アー|、の時間に折り紙を教えるなど、いくらでも仕事はあります。日本人の場合、とくに学校が公立の場合には、これらはボランティアという性格より、しなければならないものと心得るべきだと思います。私立のように自ら授業料を払っているのではない公立で、とくにESLのように多大に地域の住民の税金を使って日本人の子供を教育してもらっている事情を理解するなら、これらは任意のものというより、"must"のものと考えてください。小さい子供がいる、夫が出張がちなど、いいわけはいっさい無用です。自分で段取りをして、職極的に学校へのお返しに努めましょう。以上は主に母親の分野ですが、父親の出番もいろいろあります。地域ごとにあるボーイスカウトや、スポーツ活動がそれです。アメリカではこうした活動は父親のみならず、地域の男の人たちの自発的な貢献によって成り立っています。夕方の時間をさいて、土雌日畷をさいて、実によく、まめに手伝っています。アメリカでは地域に自分の持てる力、時間を還元することが、よき市民としてのあるべき姿だと思われているわけです。日本の父親は、夜遅くでないと帰らず、土・日も出張だ、接待だ、ゴルフだといって家にいません。地域のスポーツ活動やボーイスカウ|、が友達を作るうえで有意義だという情報だけが先走りして、そのためには父親が力を尽くすのだという義務の部分が日本人にはわかっていないようです。こういう態度は、非常に手前勝手にアメリカ人の目に映ります。時間のやりくりをして、地域の子供のために殿方もどんどん貢献するよう考えてほしいものです。以上のほか、地域の公立図書館の手伝い、病院や施設での手伝い、地区ごとの簡易裁判所の通訳、公私いろいろの団体が開く国際祭りや日本祭りの手伝いなど、地域にあなたの力を還元する方法はいろいろあります。いつもお世話になるばかりでなく、アメリカ社会にお返しをして、日本へ帰るよう心がけてください。日本人がコミュニティーで蝿躍を買う原因のひとつに、寄付への非協力があります。アメリカの中流以上は、年間所得の2%ぐらいを寄付するといわれ、それは税控除の対象にもなっています。それほど一般的なものです。郵便で寄付を乞われるものは、地域の消防署や非営利団体、全国組織では、がんや白血病などの病気に関するもの、環境保謹団体、飲酒運転を防ぐ母親の会などです。そして戸口には、学校のクラブ活動のための富くじ(raffleticket.当たった人は徴品がもらえる)を買ってほしいとか、ガールスカウトの恒例クッキーセール、ボーイスカウトのラメッジセール(rummagesale)用の不用品の寄付の要請、数えたらき')がありません。アメリカでは基金集め(fundraising)を団体の重要な運営理念としているのであり、寄付を物乞いと混同した観念で見てはなりません。非営利団体が活動できるためには、コミュニティー全員の協力が必要であることを理解し、協力しなければなりません。